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1週間遅れの「二葉便」です。Tプロデューサー同行のもと、Shine上海公演は大成功だったそうですよ。アンコール3回、素晴らしいですね!音楽による日中交流、Shineはますますビッグになっていくでしょう。
さて、私はというと、1月に徹夜で仕上げた論文(詳しくは第11回コラムを見てネ)が、今春発行の『人文学会誌』に掲載され、喜んでいるところです。
今回は、皆さんよく御存知の、宮澤賢治『セロ弾きのゴーシュ』と音楽について書きました。『セロ弾きのゴーシュ』には、様々な音楽作品が登場します。ベートーヴェンの「《田園》」だけでなく、シューマンの「トロイメライ」やジャズ曲など…。シューマンは、文学や哲学に傾倒していて、ドイツ・ロマン派のノヴァーリスの文学作品に音楽を聴き、バッハやベートーヴェン等を聴きながら、文学を展開させたと言われます。この視点からみると、今までにない新しい『セロ弾きのゴーシュ』論がひらけてきます。
深夜、ゴーシュを訪ねた三毛猫が、何故青く光ったのか、「タクト」の意味、「トロイメライ」を所望したのは何故か?また、カッコウの言う正しい「ドレミファ」とは?「狸の子」は何を教えたのか?野鼠は何故10回礼を言ったのか?その他、ノックの秘密、夜半来訪のワケなども、解明しました。
ノヴァーリスは、「愛は世界歴史の最後の目的であり、宇宙のアーメンである。」と言っています。殺伐とした世の中、こんな時こそ、賢治の世界を訪ね、心の優しさを取り戻したいものですね。
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