第1回

10月19日掲載

幼い頃の記憶

 初めまして!井上二葉です。これからしばらくの間、週1で心に浮かぶよしなしごとを書かせて頂くことになりました。どうぞ宜しくお願いしま〜す。

 早速ですが、幼い頃に読んだ、或いは、読んでもらった童話のこと、覚えていますか?その中で私達は、木や花や動物、風や星などに親しみ、そこから無意識のうちに様々な教訓を感じ取っていました。その記憶は、大人になっても懐かしさと共に心の奥の方に温かく残っています。宮澤賢治は、科学・宗教・芸術に深い知識を持つ想像力豊かな作家で、花巻の自然と触れ合う中から多くの童話を生み出しました。彼は、動植物を根源的に同じと捉え、人間も自然と同じ調和の中で生きることを理想としました。彼の童話は子供にも大人にも魅力的であり、夢や、困難を克服する勇気を与えてくれます。読書は、抽象的な文字から具体的な個々人のイメージを作り上げるという、主観的な性質を持つが故に、想像力を育むものでしょう。それは、思いやりの心や先見性などとも無関係ではありません。世の中は、科学が発達し、ますます便利になりました。しかし、人間はもともと自然の一部であるということも忘れてはいけないと思うんです。読書の秋、そういうことを教えてくれる賢治童話の世界を訪ねてみては如何でしょうか?幼いお子さんと共に、或いは、大人同士でも…。それではまた。



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